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私が特殊清掃の仕事を続けてきた理由

タスカルハーツの花垣です。

前回は、所長就任のご挨拶と、これからのタスカルハーツについて書かせていただきました。

今回は少し個人的な話をしてみようと思います。

「なぜ特殊清掃の仕事をしているのか」

そして、

「なぜ今もこの仕事を続けているのか」

という話です。

最初から、この仕事が好きだったわけではありません

特殊清掃という仕事は、決して誰にでもできる仕事ではありません。

孤独死の現場。

長期間発見されなかった部屋。

大量のゴミが積み上がった部屋。

強い臭いが残っている現場。

実際に現場に入ってみなければ分からないことがたくさんあります。

もちろん、最初からすべてに慣れていたわけではありません。

「本当に自分にできるのか」

そう思うこともありました。

それでも現場を一つ、また一つと経験していくうちに、少しずつ考え方が変わっていきました。

私たちが片付けているのは「部屋」だけではない

特殊清掃や遺品整理の仕事をしていると、さまざまなご家族とお会いします。

ご家族を亡くされた悲しみ。

突然の出来事への戸惑い。

何から手をつければいいのか分からないという不安。

そして、周りにはなかなか相談できない事情。

私たちが依頼を受けるのは、そうした状況にある方からです。

だから私は、特殊清掃という仕事を単純な「清掃業」だとは考えていません。

もちろん、汚れを落とし、臭いを取り、部屋を元の状態に近づけていくことは私たちの仕事です。

でも、本当に大切なのは、その作業を通して、ご依頼者様が次の一歩を踏み出せる状態を作ることだと思っています。

「頼んでよかった」と言っていただける瞬間

この仕事を続けていると、とても印象に残る瞬間があります。

作業が終わって、ご依頼者様から、

「ありがとうございました」

「お願いしてよかったです」

と言っていただけることがあります。

その言葉をいただくと、

「この仕事をやっていてよかった」

と素直に思います。

作業そのものは大変なこともあります。

体力も使いますし、精神的に負担の大きい現場もあります。

それでも、最後にご依頼者様の表情が少しでも軽くなっているのを見ると、それまでの大変さが報われるような気持ちになります。

だからこそ、適当な仕事はしたくない

特殊清掃は、依頼する側からすると何度も経験するようなことではありません。

だからこそ、

「相場が分からない」

「何をしてもらえるのか分からない」

「どこまでやればいいのか分からない」

という方がほとんどです。

その状況だからこそ、私たち業者側が分かりやすく説明する責任があると思っています。

必要な作業は何なのか。

なぜその作業が必要なのか。

いくらかかるのか。

どこまで対応できるのか。

そういったことを一つひとつ丁寧に説明し、ご納得いただいたうえで作業を進める。

これは、これからのタスカルハーツでも徹底していきたいと考えています。

所長になって、より強く感じていること

今回、所長という立場になり、これまで以上に会社としての責任を強く感じています。

現場で作業をすることだけが仕事ではありません。

スタッフが安心して働ける環境を作ること。

お客様からいただいた仕事に責任を持つこと。

一つひとつの現場で信頼を積み重ねること。

そして、タスカルハーツという名前を見たときに、

「ここなら安心して相談できる」

と思っていただける会社にしていくこと。

これからは、そこまで含めて自分の仕事だと思っています。

最後に

特殊清掃や遺品整理は、できれば誰にも経験してほしくない出来事に関わる仕事でもあります。

だからこそ、必要になったときには、安心して相談できる場所でありたい。

「こんなことを相談していいのかな」

と思うようなことでも構いません。

一人で抱え込まず、まずはご相談ください。

すぐに依頼を決める必要もありません。

状況をお聞きして、どうするのが一番いいのか、一緒に考えることも私たちの仕事だと思っています。

これからも現場を大切にし、一つひとつのご依頼に責任を持って向き合っていきます。

タスカルハーツ

花垣 亮太
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