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トイレの特殊清掃が必要な状況と作業内容を解説
トイレの特殊清掃は、一般的な清掃とは異なり、専門的な技術と装備が必要とされる清掃作業です。 トイレのような狭い空間は清掃が困難で、特に特殊清掃が必要な状況においては、様々なリスクも伴います。 この記事では、トイレの特殊清掃が必要な状況や具体的な作業内容について解説し、業者選びのポイントにも触れていきます。 トイレの特殊清掃が必要な状況 特殊清掃とは、孤独死や自殺、事件現場などである場合や、ゴミ屋敷など、通常とは異なる状況で室内が汚染されていたり、臭いが発生している場合に必要となる作業です。一般の清掃では使用されない薬剤や機器を使用し、殺菌・除菌や脱臭に重点を置いて行われます。また、ウジやハエ、ゴキブリなどの害虫が発生している場合、それらの害虫から感染症や汚染を拡散させることもあるので、害虫駆除も重要となります。 トイレで人が亡くなる場合、孤独死であることも多く、孤独死の発見までの平均日数は約18日(※)となっています。 ご遺体は適切に安置されないと、日々腐敗が進んで行き、10日以上経つと体液が漏れ出し、壁や床などに染み込んでしまい、腐敗臭を感知したハエが飛んできて卵を産み付けウジが湧いてきます。ハエやウジなどの害虫は汚染範囲を広げてしまい、染み込んだ体液やウイルスなどは異臭を発します。 このような孤独死の現場や、事件などで血液が室内に付着している状況、ゴミ屋敷状態でトイレにもゴミなどが置かれている環境の場合、防護服などを着用せずに不用意に入ってしまうと、体液やゴミによって発生した害虫などにより、健康被害が生じる可能性があり、発生した異臭を通常の薬剤で取り除くのは難しいことから、特殊清掃の専門業者に依頼するのが賢明です。 ※参照:一般社団法人日本少額短期保険協会「第8回孤独死現状レポート」 トイレの特殊清掃の作業内容 では、トイレの特殊清掃が必要となった場合、業者によってどのような作業が行われるのでしょうか。この項では、作業内容について詳しく解説します。 害虫駆除 ウジやハエ、ゴキブリなどの害虫が発生している場合、それらの虫は腐敗した体液をつけて拡散するので、汚染を広げてしまいます。作業に入ることで、害虫が外に逃げ出してしまう恐れがあるので、始めに薬剤を撒いて害虫駆除を行います。 廃棄物の仕分け トイレにマットが敷いてあったり、小さな棚などが置かれている場合、血液などの体液が付着していると通常のゴミや不用品などと一緒に廃棄することができません。特別な処理をして廃棄する必要があるため、処理が必要な廃棄物の仕分けを行います。仕分けした廃棄物は、消毒、消臭、除菌、滅菌を施し、適切に処理します。 消毒、除菌、消臭作業 特殊清掃では、染み付いた体液やウイルスなど目に見えない臭いの発生源が多くあるので、発生源の特定→除菌→消臭の順に進めていきます。特殊な薬剤を使ってウイルスが反応する箇所を確認し、除菌を進めていきます。その際、ご遺体があった箇所は流れ出た体液によって特に汚染されてしまっているため、重点的に強力な薬剤を使用して除菌を行います。トイレのような狭い空間で亡くなった場合、体液は床にたまり、その後壁をつたって上部へ浸透していきます。また、トイレの外の廊下などにも染み出ている可能性があるので、臭いの発生源を特定していきながら除菌を進めていきます。 それでも臭いが残っている場合は、床や壁を解体することがあります。汚染が広がっている場合、床下のコンクリートの上に虫の死骸があることがあり、その場合は、トイレを撤去し、床をほぼ全て解体して、床下のコンクリートも除菌します。壁に浸透したウイルスも完全に除去するために、解体して強い臭いがなくなるまで徹底的に除菌をしていきます体液を取り除き、ウイルスを除菌し、臭いが取れてきたことを確認出来たら、最後にオゾン脱臭機を使用して滅菌作業を行います。除菌とオゾン脱臭機を使った滅菌作業を行っても、数日は臭いが残っているので、時間を置いて後日臭いが完全に取れていることを確認できたら、作業は終了となります。 特殊清掃業者を選ぶ際の注意点 汚染や臭いなどからより早く作業をしてもらいたいという思いから、特殊清掃は急いで依頼しがちになりますが、トイレの特殊清掃は専門的な知識や技術が必要となるため、業者の選び方が重要です。 ここでは、起こり得るトラブルと、業者を選ぶ際のポイントと注意点について解説します。 1.追加料金の請求 特殊清掃のトラブルで一番多いのは、「追加料金の請求」です。見積時には安い金額を提示して契約を結んでおき、作業後や作業途中に「思ったより汚染が広がっていたので薬剤の使用量が多くなる」などと言って、追加料金を請求してくることがあります。特殊清掃を依頼する際には、少なくとも3社に見積もりを取って料金を比較し、「トイレ特殊清掃一式 ○○円」と言った書き方で、詳細が明確でない場合には、どんな作業内容なのか、追加料金は発生しないのか確認しておくと良いでしょう。 2.異臭残り ご遺体の発見までに時間がかかるほど、消臭作業が重要になりますが、作業経験が不足している業者を選んでしまうと、見える範囲のみをきれいにして、床下や壁などに達してしまった臭いまでは消臭できない可能性があります。業者を選ぶ際には、ホームページを確認して作業実績が掲載されているか、特殊清掃作業において消毒、除菌や消臭について記載があるかを確認しましょう。 特殊清掃は感染の危険性から、ご家族が立ち会えないことが多いのですが、作業後には業者と一緒に現場を確認して、臭い残りがないかを確認することも重要です。 3.貴重品や金品の窃盗 トイレの特殊清掃の場合、他の部屋は関係ないと思うかもしれませんが、前述の通り、特殊清掃は感染の危険性からご家族は現場に立ち会えないことが多いです。そのため、室内を物色され、貴重品などを盗まれてしまうケースもあり、この被害の立証は難しいと言われています。「すぐに作業に入らないと、汚染が広がって近隣に迷惑をかけることになりますよ」などと言って、不安を煽ってきたり、強引に契約を結ぼうとする業者には注意が必要です。 特殊清掃ならタスカルハーツ トイレの特殊清掃の依頼をご検討されているのであれば、埼玉県を中心に関東エリアで特殊清掃の実績が豊富な「タスカルハーツ」にお任せください。タスカルハーツでは、安心してお見積りを依頼いただけるよう、無料見積に加えて、見積もり時の無料除菌サービスを行わせて頂いています。ご依頼を頂かない場合でも料金は発生しませんので、安心して見積もりをご依頼ください。 また、緊急の対応も可能で、お見積もりをご確認後、すぐに作業を開始してほしいというご要望にもお応えしております。アフターフォローも万全で、現場の状況でリフォームが必要となった場合、リフォーム手配のお手伝いもさせて頂いています。 タスカルハーツでは、ご依頼主様のお気持ちを第一に、プロの目線と技術と経験を持って真摯に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。 トイレの特殊清掃が必要な場合には トイレの特殊清掃が必要となるのは、孤独死や事件や事故現場、ゴミ屋敷など消毒や消臭が必要となる状況です。害虫や血液などの体液による汚染の拡散を防ぐためにも、特殊な薬剤を使用し、専門的な知識と技術を持って作業を行う必要があります。業者を選ぶ際には、複数社に見積もりを依頼し、ホームページで実績を確認、追加料金が発生しないことを確認するなどに加え、業者の対応などにも注目するようにしましょう。遺品整理業者が特殊清掃を請け負っている場合もありますが、完全に汚染や臭い除去するためには特殊清掃の専門業者を選んだほうが安心です。 トイレの特殊清掃の依頼をご検討されている場合には、ぜひ特殊清掃のエキスパートであるタスカルハーツまでお気軽にご相談ください。 >タスカルハーツの特殊清掃の詳細はこちら -
写真の整理
今回は、私たちタスカルハーツが、推奨するお写真の整理について書きます。私たちは、ご遺族様からよくお写真の整理についてお問い合わせされます。生前の時代や、習慣、風情なども関係あるのだとおもいますが、今のこの時代だと、だいたいのご遺族様のアルバムは、バリバリ、ベリベリと剥がしていくような透明シートのタイプのアルバムです。これだと、いざ写真を外すときには、写真自体がボロボロになってしまうんですね。保管するときは簡単で綺麗にできます。私の親世代はほとんどなのだと思います。それも何冊もあったりします。そのほとんどのご家庭が、20冊以上あったりもするんです。そうなるとそれを大事にしたいと思うご遺族様は、保管に大変になったりもします。写真は、大事だけれども、こんなには持って帰れないし、さらにはそれを選べないから、一旦持って帰る。。。そんなご遺族様がほとんどなんです。そのような光景と毎回、真摯に向き合っている私たち遺品整理士は、そんなときどんなアドバイスをするのかというと、タスカルハーツでは、持って帰る方のお気持ちも考えて、アルバムの上から携帯で写真をとってください。そんなアドバイスをさせてもらってます。それがアドバイスなのかは、わかりません。ただ、持って帰っても倉庫や押入れに保管するだけだったり、置き場所がないために、目につくあたりに置いていたり。。。実際、持って帰っても、選べるわけもなく、捨てれるわけでもないんですね。生前整理士の資格も、持っている私は、そんな光景が目に浮かびます。1️⃣捨てるもの。2️⃣捨てないもの。3️⃣保管するもの。4️⃣保管するか、捨てるのか、迷っているもの。この四つに考えをまずは目の前の一年ぐらいで絞る事が、整理のコツです。それが整理できなければ三年。それでも無理ならもっと長く。プリントアウトした写真があるから、捨てるか捨てないか、保管するか。の選択肢がうまれるなら、携帯で上からとってしまえばいいんじゎないのかな。そんな思いで、推奨しているのが、携帯で写真を撮る事だったりするんですね。私も、大事な人が亡くなった時には、必ず携帯で保存しています。いつでも、見れるし、思い出せるし。一緒にどこへでもいける。そんな思いもあります。それに、携帯自体が手軽になりましたよね。一方で、データをDVD化する方法もあります。これもタスカルハーツで推奨しているやり方です。このやり方だと多少のお金がかかります。AIで写真判定して、その方の生まれてから亡くなられるまでの年代をスライドショーにして、DVDか、USBにするんです。この方法だと、スライドショーの背景に音楽をつけてパソコンに保存したり、レコーダーで再生すればテレビでみんなでみたりもできます。アルバムの保管方法からすると場所も時間も取らなくなりました。昨今のそんな考えから、それは例えばお墓なんかも墓じまいや、永代供養なんかも進んでいます。似たような考えだと思います。そんな中、私はもしかしたら大事な事を見逃していたのかもしれない。と思えることに出会いました。それは、アルバムを、ご親族の方々が楽しそうに集まって、生前の思い出に花を咲かしている光景をみたからなんです。それは、時代を超えて、おじいちゃんからお孫さんまで、どんな写真でも、机に集まってワイワイ楽しんでいる。この時、おれはどんな事を思い、行動していて、孫のお前は生まれていなくて、いつも話さないような話を聞けるいい機会が生まれていました!そんな、なんでもないような光景をみたときに、時代に流されない人の愛情に改めて気付かされました。いつの間にか、たくさんのアルバムは、ご遺族にとっても荷物になる方もいる。時代の変化に、対応するように考えていた自分に恥ずかしさを感じました。その人その人によって考えは変わるのですが、私は、アルバムをめくる。その方が好きかもしれない。
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