特殊清掃員として。
タスカルハーツの責任者として。
遺品整理士として。
人として。
私の中では大きくわけると、この考え方があります。
特殊清掃員と遺品整理士は、似てるところはあるのですが。
特殊清掃で、私が特に考えていることがあるのを一度ブログに書いてみようかと思います。
少し長い話になるかもしれないのですが。
私は、事故現場での特殊清掃で心がけていることは、お亡くなりになる前に、どんな気持ちを持っていたかを、考えるようにしています。
人は、その時々で考え方が変わったりします。
ですが、最後の時は、本当に大事な変わらない事があるんだと思います。
私は、中学2年生の時に、喘息で死にかけたことがあり、走馬灯をみたことがあるんです。
三途の川も途中までわたりました。
よくある呼び止められたんです。
そんな話を聞いたことがあるから、頭に残ってて頭に投影されただけかもわかりません。
そんな経験もあり、亡くなる人の最後の瞬間、痛み、辛さなど少しでも考えてしまうんです。
ご遺族の意向もあるのですが、清掃しているとそんなところが見え隠れしているし、感じ取れるタイミングもあるんですね。
なので、最後の清掃だけは、すこしでも、わかってあげようと思って作業しています。
私の知っている特殊清掃の方々は、どう考えているかはわかりませんが、少しでも、それをご遺族に伝えてもよろしければお伝えしています。
ご遺族の方は、嫌がる人もいます。そこは、ちゃんとお話をさせていただいてからです。
故人の方が、伝えて欲しいメッセージなど、ある場合もあります。
もちろん私の胸にしまう時もあります。
そして、人としても。
遺品整理士としても。
特殊清掃員としても。
タスカルハーツの責任者としても。
悩むことが、実はあったりします。
死ぬことって、簡単じゃないと思います。
人生の中で一番きつい事やし、取り返しのできない事になるので、どの立場で考えて行動するべきなのか、
だれの思いを尊重すべきか。
日本人は心の中にしまいこんでしまうことが多いいと思うんですね。
相手のことを、常に考えて行動しているとおもうので。
でも自分が最後の時まで、心の中に、しまいこんでいく。
死ぬことより大事なことって、あるのでおれば、それがいいかもしれないのですが、そうでなければ、伝えたかった事、我慢してた事、言いたかったけどいえなかったこと。
やり残した事、違う人生ならどんなことをしたかったのか。
わがままになれば、どうしていたのか。
誰かに
なにかを残したかったのか。
たくさんあると思います。
私は、エンディングノートを書いてます。心の葛藤など、つらづらかいても、良いのではないのかな?
それが、人間だから。って思う時があります。
社会人として。
死んだ後も、社会人としていなきゃいけないのかな。。。?
死んだ後も、常識人として生きていかなきゃいけないのかな。
役職が人を作る。
そんな言葉もあります。
私が、まだまだ子供だからなのかもしれないけど、亡くなった後の清掃をしていると、ふと、そんな事を思うことがあります。
私の大好きだった父は、最後、どんな事を願ったのかな。思ったのかな。
これからも、みなさんに寄り添い前に進んでいきたいと思ってます。
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